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お知らせ 新年のご挨拶

あけまして、おめでとうございます。
年頭にあたりご挨拶申し上げます。

 令和となりました昨年の研究例会で
は、テーマを「既存顧客との取引の深
耕」とさせて頂き、取引を深耕するた
めに必要不可欠な、事前準備と社内相
互作用についてお考え頂きました。

 弊社澤田研究員より、優良企業50
社分析から1名当たりの生産性800
万と1200万のグループに分け、品
目別生産額や1名あたりの取引回数な
ど、従来解明されていなかった生産性
に影響を与える要因分析を行い、内容
を公開させて頂きました。また弊社が
目指す生産性1200万のグループを
販売系の生産額が多いグループと整備
系の生産額が多いグループに分類整理
することで、自社の現状から、どのよ
うな段階を踏むと合理的に生産性12
00万になるかを解明しました。また
多店舗展開する大規模事業者が「生涯
取引」を実現するための管理体制とし
て、SVと技能センターによる社員の
スキルアップと高品質な価値提供活動
を管理する事例を社外研究員の山口社
長様と幹部様より事例報告して頂きま
した。

 生産性1200万以上に到達する段
階と大規模事業者が「生涯取引」を実
現するのに共通していましたのが、「
事前準備」と「社内相互作用」です。
本年は、この既存顧客との取引の深耕
、事前準備と社内相互作用を重点テー
マとして、価値提供する社員の方々が
、主体的自律的にお客様を正しく捉え
、深耕すべき機会損失商品の「啓発」
と継続的な価値提供による信頼親密性
により「売上」、すなわち「対価」の
最大化を目指します。働く人たちは自
らの活動により、自己の重要感や存在
意義など精神的効用と休日などを含め
た経済的効用を得ることになります。
より良い活動のために事前準備するこ
と、社内相互作用することは、それぞ
れの役割を担う人たちが、互いに成熟
した組織人として尊重され、参加、関
与してなければ成立しません。そのた
めに個人は、組織人として、なぜやる
のか?という価値と何をやるのか?と
いう組織共通の目的を理解していなけ
ればなりません。価値と目的を正しく
捉え、成熟した個人として尊重される
ならば、個人の心の中に「自分たちを
成長させよう」「自分のお店をもっと
良くしよう」という意識が醸成され、
その意識は問題意識となり、主体的自
律的に考え、行動する「有機的組織」
となります。経営者およびマネジメン
ト、リーダーシップを発揮する立場に
ある者は、「有機的組織」となるべく
、社員を啓発動機づける「社内相互作
用」と価値提供が高品質に行われるよ
うに「事前準備」を探求しなければな
らない…。

本年が皆様にとって、より良い年とな
りますよう心より祈念しています。


          2020年元旦
     株式会社AOS総合研究所
       代表取締役   西脇 実